メンズ革財布の中でも特別の存在感があり人気の高い素材がコードバンです。その中でも僕が特におすすめするのが「日本製水染め(アニリン染め)コードバン」です。
僕自身約40個の革財布を所有していてガッツリ使い込んだ経験もあり、コレクションとしても所有しています。

その中でも12年間使い続けているのが、GANZO製の新喜皮革✖️レーデルオガワのアニリン染めの水染めコードバンとも呼ばれる財布です。「これこそ最高の選択であった」と確信しています。
なぜ数あるメンズ革財布の中で、僕が水染めコードバンをおすすめするのか。
コードバンは美しいツヤや高級感、手に取るたびに感じる愛着を感じることができる魅力的な革。そのコードバン革財布の中でも“水染め”をおすすめするには5つの理由があります。

コードバンに興味のある方やこれから購入しようかお考えの方には是非お伝えしたい理由です
この記事では革マニア歴10年以上の僕が、メンズ革財布において水染めコードバンがNo.1だと考える理由を徹底的に解説します。
最後まで読んでいただくと、コードバンや革がお好きなあなたにとって、生涯の相棒と出会うきっかけになるかもしれません。
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⚠️この記事ではよりわかりやすくするために正式な名称である「アニリン染めコードバン」を、一般的に最も使われている「水染めコードバン」と呼んでます。
メンズ革財布のおすすめNo.1は国産水染めコードバン


メンズ革財布ならコードバンの国産水染め(アニリン染め)がおすすめNo.1です。
その理由をコードバン歴10年以上の僕の経験をもとに詳しくご紹介します。
まず初めにお伝えしたいことがあります。
コードバンの魅力は見た目や耐久性、手に馴染む質感、ステータスなどあると考えていますが、それらすべてを満たしてくれるのが「コードバンの水染め仕上げ」だというのが僕の考えです。
水染めコードバンは長い時間をかけてゆっくりと熟成され、オイルコードバンとほぼ同じ光沢、質感になり、持ち主だけのコードバンになるということです。
12年もの長い期間、実際に国産水染めコードバンを使ってみて感じた『美しい光沢』や『使い込むほど増す味わい』はまさに自分の分身とも言える存在になりました。



2014年に購入してから、2025年5月現在も現役で使い続けています


YouTubeにも僕が水染め(アニリン染め)コードバンをおすすめする動画がありますので、ご覧ください。
僕が長年使い続けているこのコードバンは兵庫県姫路市にある新喜皮革で鞣され、日本で唯一のコードバン専門染色会社レーデルオガワの職人さんが1枚1枚丁寧に水染め加工されたコードバンです。



染色と言ってもただ染めるだけでなく、脂を補ったり、乾燥させたりグレージング加工など多くの工程が必要です


LEDER OGAWA公式YouTubeチャンネルより引用
#5コードバンのすべてが解る動画(伸ばしと加脂 続編)コードバンの良しあしが決まる現場での解説動画です!!
まさに高級感と美しさや実用性、耐久性も併せ持つ逸品です。


「長く使える財布がほしい」「大人の男性にふさわしい品質を求めたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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日本製の水染めコードバンがおすすめNo.1である5つの理由


- 日本人の感性にあった繊細で美しい見た目と手触り
- 水染めによる深みのあるツヤと上質な質感
- 外国製に比べてリーズナブルな価格
- 使うほどに熟成されるエイジング
- 持ち主の個性を反映し唯一無二の存在になる
日本製水染めコードバンの魅力は日本人の感性に合った繊細で美しい質感を持つことに加え、伝統的な染色方法がコードバン本来のツヤと質感を最大限に引き出している点にあります。
外国製と比べて輸入関税、輸送費などがかからずコスパが良く、長く使い込むことで持ち主だけのエイジングを楽しめるのも大きな魅力です。
以下に僕がなぜ水染めコードバンを「おすすめNo.1」にするのか、5つの理由を徹底解説します。




1.日本人の感性にあった繊細で美しい見た目と手触り


国産水染めコードバンは、鞣し、染色、仕立てのすべてが日本人ならではの細やかな美意識と職人技から生まれる、工芸品のような仕上がりが特長です。
その表情はとても繊細で美しく仕上げられていてまさにMade in Japan。
日本人の感性に寄り添った細部までこだわりが詰まっており、「持つ喜び」を深く味わえるコードバンです。
2.水染めによる深みのあるツヤと上質な質感


水染めはレーデルオガワの創業者小川三郎さんが開発したコードバン本来の自然なツヤと質感を損なわず最大限に引き出す染色方法です。
色むらのない艶やかな表情を現します。



雑な色ムラはありませんが、じっくり観察してみると職人さんの手染めのため、グラデーションのような美しい色の変化があります
この独自の染色方法は、時間とともに少しずつ透明感と立体感のある美しさが生まれてきます。
日本製の丁寧な水染めコードバンは、長く愛用でき、さらに持ち主にとって唯一無二の存在になっていきます。
3.外国製に比べてリーズナブルな価格
ホーウィン社のシェルコードバンと比較しても、国産水染めコードバンは非常にコストパフォーマンスに優れています。
主な理由は、
- ホーウィン社に比べると日本製コードバンは世界的なブランド力が弱いため
- 関税や郵送費など輸入コストがかからない
リーズナブルな価格設定にもかかわらず、仕上がりや美しさ、質感、均一性は世界一。
高品質なコードバンを手に入れたい方には最適な選択です。
4.使うほどに熟成されるエイジング


国産水染めコードバンは、使い込むほどに革独自の美しいエイジングが進みます。
ホーウィンシェルコードバンなどのオイルコードバンに比べると時間はかかりますが、その分じっくりとしたエイジングを楽しめます。



年月とともにマットな質感がやがて美しいツヤに変化していきます
初めは控えめな光沢ですが、年月と共に油分がなじみ、より奥深いツヤと豊かな表情へと変化します。
この“じっくり熟成されるエイジング”を体感できることが、日本製コードバンならではの醍醐味です。
5.持ち主の個性を反映し唯一無二の存在になる


日本製水染めコードバンは、持ち主の生活や手の癖、日々のメンテナンスによって現れるエイジングの表情が千差万別で、自分だけの逸品へと育ちます。
長い年月にわたって使い込むことで、表面にできる細かなキズや質感変化が独自の味わいを増し、やがて世界に一つだけの存在になります。
コードバンは自然のものであり、人工的な大量生産品では味わえない「唯一無二の存在感」なのです。
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国産水染めコードバンは経年変化で生涯の相棒となる


国産水染めコードバンは、その上質な質感と美しいツヤで多くのファンを魅了していますが、
僕自身が12年間使い続けてきたこの革製品は、使い込むごとに深みを増し、まさに「持ち主とともに歳を重ねて」ゆく存在です。



12年も使い続けてると感覚的にはまさに自分自身の分身のような気持ちになります
型崩れしないしっかりとした作りを保ち続けるのも大きな魅力です。その結果、やがて「生涯の相棒」として長く愛用できる逸品となります。
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Q&A 国産水染めコードバン
- 初めてコードバンを購入予定ですが、傷がつきやすく、水にも弱いので扱えるか心配です。
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僕は2014年に初めて日本製水染めコードバンを購入しました。当時の僕はコードバンの知識は全くなく、傷がつきやすく水に弱いことさえ知りませんでした。
その後少しずつネット等で知識を得てきました。
2025年5月で12年目を迎えるコードバンは、傷や水によるブク(コードバンのコラーゲン繊維が水を吸って立ち上がり、蕁麻疹のようになる現象)もそれなりありますが、僕だけのコードバンに成長してくれたと確信しています。
僕もまったく知識がない状態でコードバンを購入しましたが、美しい状態を維持できているので以下の基本的なことを知っておけばまったく問題ありません。
コードバンを美しく使い続けるための基礎知識- 水や傷に弱いのである程度気遣いが必要(水に濡れたままは❌、自分の爪で傷がつく場合が多い)
- 1ヶ月から2ヶ月くらいに一度前後のケア(ブラッシング、乾拭きワックス、クリームなどの塗布)
- 長時間の直射日光は避ける
- ケツポケで保管する場合は夏場の汗に気を付ける(ケツポケは常にコードバンに圧力がかかるのでおすすめできません)
傷に関してはご自分の爪と出し入れするときのバッグのファスナー、アスファルトに落とすことにご注意ください。
僕の経験では自分自身の爪で傷がつくケースが一番多かったです
水は付いても30秒から1分以内に拭き取れば特に問題ありません
- どこのブランドがおすすめですか?
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僕自身がGANZOの製品を使い続けてきたので一番のおすすめはGANZOです。高品質を誇るMade in Japanの財布ですが、GANZOはその中でも頭ひとつ抜け出た品質を誇ります。
ただし、公式サイトを持っていて、日本国内で製造しているMade in Japanの製品で極端に低価格(数千円から1万円前後)でなければ、お気に入りのブランドでも問題ないと思います。
低価格になるほど、縫製や内装のコストをカットしているので品質は下がる傾向があります
GANZOの公式サイトで国産水染めコードバンを見てみるGANZO製国産コードバン。新喜皮革が鞣し、染色はレーデルオガワの黄金コンビ。
GANZO以外ならキプリスもおすすめです。高品質なキプリスの水染めコードバンは平均的な価格がGANZOより2万円前後リーズナブルな価格。しかもGANZOの「コードバン」シリーズは内装が国内の姫路でタンニン鞣しされた牛革だけですが、キプリスのコードバンは内装にルーガショルダー、バケッタレザー、シラサギレザーなどのバリエーションがあるのも魅力です。
内装がグリーンのルーガショルダー エイジングしたヴァケッタレザー シラサギレザーの内装 キプリスの新喜皮革製コードバン長財布 キプリスの製品は目立たない小さな部分でコストカットされてますが、仕立てはMade in Japanの名に恥じない品質です。
キプリスの公式サイトで国産水染めコードバンを見てみる車で言うならGANZOがクラウン、キプリスがプリウスという感じです
メンズ革財布なら国産水染めコードバンが最適


国産水染めコードバンのメンズ革財布は、長く愛用できる品質と価値を兼ね備えています。
特におすすめNo.1なのが新喜皮革が鞣し、レーデルオガワがアニリン染めを施した国産コードバン。
美しいツヤと繊細な質感が特徴で、少しずつエイジングしていき、やがて手にするたびに持ち主の心を惹きつける唯一無二の存在になります。



数年の時間はかかりますが持ち主の個性が反映された素晴らしい逸品になります
日々の使用を重ねるごとにさらにこのコードバンは革は深みを増し、ともに時間を過ごした相棒のような存在に。
耐久性も非常に高く、手入れを怠らなければ軽く10年は使い続けられるのも大きな魅力です。
価格面でも、外国製コードバンを使って仕立てた製品と比較してリーズナブルでコストパフォーマンスに優れています。
一生ものの革財布を探している男性にとって、国産水染めコードバンは特別の存在と言えるでしょう。
その美しさ、質感をぜひ実際に手に取って感じていただければ嬉しく思います。