「いつかはコードバン財布を手にしたい」
そう思いながらも、どのブランドを選べば後悔しないのか、悩んでいませんか?
世の中には多くの革製品が溢れていますが、本当に価値のある一点を見極めるのは難しいものです。
もし、納得のいかない妥協した買い物をしてしまうと、後になって後悔したりすることになるかもしれません。
高額なだけに失敗は絶対に避けたいものです。
僕はこれまで30個以上のコードバン財布を所有し、コードバンの師匠と仰ぐレーデルオガワのHIDEKIさんの動画を500時間以上視聴して学んできました。
さらに2025年11月に千葉県柏市にあるレーデルオガワさんの工場へ直接伺い、講習会に参加して知識を深めてきた経験もあります。
この記事では、世界随一の染色技術を持つレーデルオガワが展開するブランド「UNIQUEON(ユニコーン)」について、僕が実際に所有する4つの製品をもとに徹底レビューします。
この記事を読むことで、UNIQUEONの製品の魅力が明確に分かります。一生付き合える財布選びの参考にしてください。
UNIQUEONの財布を手にすることで、あなたの日常に「特別な彩り」が加わり、革を育てる喜びを最大限に味わえるようになります。それでは、詳しく解説していきましょう。
コードバン専門染色会社レーデルオガワのブランド「UNIQUEON」とは?


UNIQUEONは、2021年頃にコードバン専門の染色会社「レーデルオガワ」の三代目社長・HIDEKIさんが立ち上げた日本最高峰の品質を誇る革製品ブランドです。
ブランド名のUNIQUEONは一般的なユニコーンの綴り(UNICORN)とは違い
「Unique(唯一の)」+「One(一つの)」という意味が込められています。

ブランド名の由来はレーデルオガワ社長のHIDEKIさんから直接伺いました
さらにUNIQUEONには「特別な一つを身につけることで、ユーザーの人生を良い方向へ向かわせる小さなきっかけを提供したい」という、非常に優しく、かつ熱い思いが込められているのです。
染色と仕立て、それぞれの「頂点」が融合
UNIQUEONの魅力は、素材と技術の組み合わせにあり、実質日本最高峰の品質を誇ります。
- 素材(染色): 1971年創業、世界で唯一のコードバン専門染色会社「レーデルオガワ」が手掛けるアニリン染め(水染め)コードバンを使用。
- 仕立て(職人): 日本鞄ハンドバッグ協会の技能認定試験で第1回1級合格者であり、現在は審査員も務める超一流職人・井戸崇史氏の工房が製作。
いわば、「最高の素材」を「最高の料理人」が調理しているようなものです。これ以上の組み合わせは、国内では他に類を見ません。
UNIQUEON(ユニコーン)のコードバン製品を見て触れて感じて分かったこと!

僕は現在、UNIQUEONの製品を4つ所有しています。実際に手に取り、使い込む中で感じた魅力をお伝えします。
1.ミドルウォレット 圧倒的人気のグラデーション

ミドルウォレットで採用されている2つのグラデーションは、僕が最もおすすめしたい逸品です。
青からバイオレットへと移り変わるアトモスフィアは大気圏をイメージしたもの。

濃い茶色から薄い茶色に変化するのはマントルを意味するメソスフィアと呼ばれる色です。
ユニコーンの公式サイトでアトモスフィアを見てみる
この二つのグラデーションの複雑な染色は非常に難易度が高く、レーデルオガワにしか出せない透明感があります。

大人気の色なので、財布の種類に関わらずすぐに売り切れます
実は、このグラデーションを出すためには、一度染めた後に乾燥させ、再び別の色を重ねるという、通常の2倍の手間がかかっています。まさに芸術品と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

社長のHIDEKIさんから単色なら一日で完成可能ですが、グラデーションは2日以上かかると伺いました
進化したミドルウォレットの機能美

最近マイナーチェンジされたミドルウォレットは、ロゴが内側に配置されるなど、より男性が持ちやすい「質実剛健」なデザインになりました。
内装にはイタリアの名門、バダラッシ・カルロ社の「ミネルバ・ボックス」が使われており、開けた瞬間に革の良い香りが漂います。バケッタ製法によるしっとりとした質感と、今後の劇的なエイジングが約束されている、贅沢な作りです。
2. コンパクト財布 育てる楽しみを最優先した「RAISE(レイズ)」

オイルコードバンを使用した「RAISE」シリーズも面白い存在です。
あえて薄い塗膜を張らず、コードバンの質感にダイレクトに触れられる仕様になっています。エイジングのスピードが早く、革を自分色に染め上げたい方には最適です。
内装にはレーデルオガワ自らが染めた牛革を使用し、ファスナーには最高級の「YKKエクセラ」を採用。これで2万5,300円(※執筆時点)というのは、正直に言って破格のコストパフォーマンスです。
ユニコーンの公式サイトでレイズを見てみる革マニアひので目線で語るUNIQUEONのメリットとデメリット

信頼性を大切にするため、あえてデメリットも含めて率直にお話しします。
メリット
- 圧倒的な透明感: レーデルオガワのアニリン染めにしか出せない、奥行きのある発色は唯一無二です。
- 完璧な仕立て: 井戸氏の技術による、曲線部分のステッチの美しさは、他のブランドを圧倒しています。
- 所有欲を満たす演出: 美しい箱と袋に入れられて届く体験は、自分へのご褒美にぴったりです。
デメリット
- 入手の難易度: 職人による手作りのため、一度在庫が切れると再入荷まで4〜5ヶ月待つことも珍しくありません。特に「アトモスフィア」は即完売の常連です。
- 実店舗の少なさ: 現在、実店舗は東京の東銀座店のみです。革は個体差があるため、本来は手に取って選ぶのが理想ですが、遠方の方はオンラインを頼るしかありません。
レーデルオガワのUNIQUEON Q&A
Q. UNIQUEONコードバンの手入れは難しいですか?
A.UNIQUEONのアニリン染めコードバンは、最初はごく薄い塗膜で保護されているため、使い始めは柔らかい布での乾拭きだけで十分です。むしろ、過度なオイル補給は厳禁。数ヶ月使い込み、塗膜が自然に馴染んできてからメンテナンスを検討してください。クリームやワックスの塗布は使い方や季節、環境にもよりますが2〜3ヶ月後くらいからで良いでしょう。

ケアクリームやワックスは多くありますが、僕のおすすめはコードバン・ケア・ワックス一択です

Q. 耐久性はありますか?
A. はい、非常に高いです。実際に僕が使用していても、縫製のほつれなどは一切ありません。特に内装に使われているミネルバ・ボックスはオイルが抜けにくく、ひび割れにも強い耐久性のある革です。
Q. 万が一壊れた場合の修理対応は?
A. 公式サイトに詳細な記載はありませんが、直接HIDEKIさんに確認したところ、もちろん対応されています。
メールで写真を送ることで、井戸さんの工房にて見積もり・修理を行ってくれる体制が整っていますので、安心して長く使い続けられます。
修理依頼は公式サイトの1ページ目の一番下にある「お問い合わせ」から連絡することができます。

まとめ

UNIQUEONの財布について、その魅力を整理しました。
- 世界唯一のコードバン染色会社「レーデルオガワ」直営ブランド。
- 超一流職人・井戸崇史氏による、一切の妥協がない仕立て。
- 「アトモスフィア」に代表される、唯一無二のグラデーション美。
- 内装にイタリアンレザーを採用するなど、エイジングを楽しみ尽くせる設計。
- 手作りのため希少性が高く、手に入れた時の喜びが大きい。
最後に一つ、重要な補足があります。現在、世界的にコードバンの価格が高騰しており、UNIQUEONも2026年1月1日より価格改定(値上げ)が予定されています。他の主要ブランドも追随する可能性が高いため、もし購入を迷われているのであれば、年内の決断が賢明かもしれません。
「特別な一つ」を身に纏い、共に時を刻む喜び。UNIQUEONの財布は、あなたの日常を少しだけ豊かにしてくれるはずです。ぜひ、その美しさをあなたの手で確かめてみてください。
